01.14
Tue



こういった、知育お菓子を使うこともあります。



外遊びから帰ると、こういった作業を黙々とすることもあります。
このあたりがモンテッソーリと似ている部分かもしれませんが、その子仕様です。

粘土は、カラー粘土は使いません。
絵の具で自分で色を作って行くところからスタートです。匂いのないものを使っています。
根性論と、臨機応変のさじ加減の部分です。
遊びで豊かな知能を育みましょう。
療育ブログです♪
01.17
Fri
親御さんとのやり取りで、コミュニケーションをしているようで、私が言いたいことが伝わってなかったり、ちょっとしたズレが大きなズレになりかねないな~という部分があることに気づきました。
これは完全に私の責任であり、言葉で表現する・・・ということに真剣さが足りないな・・・と反省しています。
案外、電話相談のみの方ですと、あらかじめ聞くことをメモされているようなのでスムーズにいくのですが、通ってくれている方との方が、いつでも話せるから・・・という私のゆるい気持ちがあったのか、次来てもらうのに2週間と開いているにも関わらず、ほぼ毎日メールすることとなってしまったり・・・本当にすみません。。
今きてもらっている方は、しっかりと理解してくださっているのですが、どうしても療育といえども、
「習い事感覚」
というふうに考えられている方も多いです。
世間の幼児の習い事は、昔からでしょうが、たったの1時間、詰め込み式ですよね。
予め決められたカリキュラムを1時間以内にこなすだけで、その子が泣こうが喚こうが、黙っていようが、1時間で終わり・・・なんです。
親御さんの方も、行かせているのだから、能力が上がっているに決まってる・・と洗脳されている状態が多いですよね。
スイミングでも、絵画でも、習字でも、バレエでも、詰め込み式です。
それが普通になってしまっていて、何のために通っているのかもわからず・・・という雰囲気になっているかと思います。
悪く言えば、見栄・も大きいでしょうね。
しかしうちの場合、療育を兼ねていますし、成長はどっちでも良い・・・という雰囲気で通っている方もそうそう見えませんのでやはり就学に向けて・・・という目標がありますよね。
親御さんの方も不安な部分があることと思いますし、私も一人の子が、たくましく育ってくれればそれはありがたいことであるし、後々その子が大人になって私たちに返してくれるものも、大きいですよね。(イヤラシイかな?)そこまで私は考えています。
いちいち、心身症などで倒れて会社を休むようでは、、、、納税者とは言えませんよね。
子どもの能力が上がる・・・ということは、「一時の暗記」などではないんです。
暗記って、子どもはけっこうできますよね。それで頭が良いと思うのは、浅はかであるなと思います。
逆にうちのような教育になってくると、短絡的に成果を求めませんので、今すぐに目に見える成果を重点的にはしていません。(通ってもらっている親御さんにはご理解いただいてます。)
なので、遊びを豊かにしていきましょう・・といえども、そうして成長した子供を見たことがない親御さんは、成果を求めずに遊び続けることを、やりにくいという現象が起きてくるようです。遊びが豊かな地域であれば、便乗してできるのですが、そうでない地域が問題ですよね。
ここが私の言葉で表現していけなければいけない、力量なのですが。。
どのみち、2ヶ月も通ってもらうと雲泥の差の成長がありますが、できればテストで測れないような子どもの成長という事を理解いただきたいと思っています。
なので・・・本当の潜在能力を出し切る教育をしようと思ったら、24時間体制であるということです。
うちに来ているからいいだろう・・・という習い事気分ではないということです。
生活習慣・食育・良い環境の教育・ゆっくりとした時間・・・全て揃って、やっとのことだと思って居ます。
生活習慣までお聞きできているおうちは、良い・悪いなどを言わせてもらっています。自信をもっていてほしいおうちほど、逆に不安になられていたり、伝えることの難しさを感じています。
また、いずれは医療機関や、市と連携を取りながら、教育の施設としてやっていく予定です。
うまく言葉にできませんがかいて行きますね。
療育ブログです♪
これは完全に私の責任であり、言葉で表現する・・・ということに真剣さが足りないな・・・と反省しています。
案外、電話相談のみの方ですと、あらかじめ聞くことをメモされているようなのでスムーズにいくのですが、通ってくれている方との方が、いつでも話せるから・・・という私のゆるい気持ちがあったのか、次来てもらうのに2週間と開いているにも関わらず、ほぼ毎日メールすることとなってしまったり・・・本当にすみません。。
今きてもらっている方は、しっかりと理解してくださっているのですが、どうしても療育といえども、
「習い事感覚」
というふうに考えられている方も多いです。
世間の幼児の習い事は、昔からでしょうが、たったの1時間、詰め込み式ですよね。
予め決められたカリキュラムを1時間以内にこなすだけで、その子が泣こうが喚こうが、黙っていようが、1時間で終わり・・・なんです。
親御さんの方も、行かせているのだから、能力が上がっているに決まってる・・と洗脳されている状態が多いですよね。
スイミングでも、絵画でも、習字でも、バレエでも、詰め込み式です。
それが普通になってしまっていて、何のために通っているのかもわからず・・・という雰囲気になっているかと思います。
悪く言えば、見栄・も大きいでしょうね。
しかしうちの場合、療育を兼ねていますし、成長はどっちでも良い・・・という雰囲気で通っている方もそうそう見えませんのでやはり就学に向けて・・・という目標がありますよね。
親御さんの方も不安な部分があることと思いますし、私も一人の子が、たくましく育ってくれればそれはありがたいことであるし、後々その子が大人になって私たちに返してくれるものも、大きいですよね。(イヤラシイかな?)そこまで私は考えています。
いちいち、心身症などで倒れて会社を休むようでは、、、、納税者とは言えませんよね。
子どもの能力が上がる・・・ということは、「一時の暗記」などではないんです。
暗記って、子どもはけっこうできますよね。それで頭が良いと思うのは、浅はかであるなと思います。
逆にうちのような教育になってくると、短絡的に成果を求めませんので、今すぐに目に見える成果を重点的にはしていません。(通ってもらっている親御さんにはご理解いただいてます。)
なので、遊びを豊かにしていきましょう・・といえども、そうして成長した子供を見たことがない親御さんは、成果を求めずに遊び続けることを、やりにくいという現象が起きてくるようです。遊びが豊かな地域であれば、便乗してできるのですが、そうでない地域が問題ですよね。
ここが私の言葉で表現していけなければいけない、力量なのですが。。
どのみち、2ヶ月も通ってもらうと雲泥の差の成長がありますが、できればテストで測れないような子どもの成長という事を理解いただきたいと思っています。
なので・・・本当の潜在能力を出し切る教育をしようと思ったら、24時間体制であるということです。
うちに来ているからいいだろう・・・という習い事気分ではないということです。
生活習慣・食育・良い環境の教育・ゆっくりとした時間・・・全て揃って、やっとのことだと思って居ます。
生活習慣までお聞きできているおうちは、良い・悪いなどを言わせてもらっています。自信をもっていてほしいおうちほど、逆に不安になられていたり、伝えることの難しさを感じています。
また、いずれは医療機関や、市と連携を取りながら、教育の施設としてやっていく予定です。
うまく言葉にできませんがかいて行きますね。
療育ブログです♪
01.22
Wed
寒いですねえ~
模倣ができれば、それで良いと言えるでしょうか?
模倣って、丁寧な教育をしていけば誰でも徐々にできるようになってきますよね。
高機能のお子さんなどでは、出ている言葉がほぼ「オウム返し」
での言葉の構成だったら、どうします?
ただのオウム返しではなく、過去に聞いた言葉を使いまわして、言葉を使っているので、自分の考えを伝えるのがとても苦手であったりします。自分から、話したい!と思えるまで、じっくりと教育してあげないと、いけないということです。
高機能児では、言葉の遅れもあまりない・・・のくくりになってきます。
療育関係のお仕事にいると、低機能のお子さんが気になってしまうので、高機能児は後回しになったり、全然頭いいよ!と、勝手に安心してしまう、その人のフィルターがあると思います。
幼児期に模倣ができても、就学後も、自分の考えをまとめて話せないでいたらどうなると思います?
ご自分の頭でよ~く考えてください。
私は、こういったお子さんのときは、「私はあまり喋らない」ようにしています。
高機能自閉症=SST
というくくりだと思いこんでいると、真逆のことをしているようにみえると思います。
当たり前ですが、一言も話さないわけではありません。
言うべき時に言うことをしています。
そうすると、真似をする対象(目上の人の言葉が多い)がなくなるので自分で言葉を考える時間ができるようなのです。
そして「今」を生きている子らですから、私(大人)に伝えたいことが山ほどあるのです。その中で、自分で考えた言葉を少しずつ話せるようになっています。
こうして、コツコツとすっ飛ばして(凹の部分)成長してしまわないためにじっくりと教育してあげないといけないのです。

模倣ができれば、それで良いと言えるでしょうか?
模倣って、丁寧な教育をしていけば誰でも徐々にできるようになってきますよね。
高機能のお子さんなどでは、出ている言葉がほぼ「オウム返し」
での言葉の構成だったら、どうします?
ただのオウム返しではなく、過去に聞いた言葉を使いまわして、言葉を使っているので、自分の考えを伝えるのがとても苦手であったりします。自分から、話したい!と思えるまで、じっくりと教育してあげないと、いけないということです。
高機能児では、言葉の遅れもあまりない・・・のくくりになってきます。
療育関係のお仕事にいると、低機能のお子さんが気になってしまうので、高機能児は後回しになったり、全然頭いいよ!と、勝手に安心してしまう、その人のフィルターがあると思います。
幼児期に模倣ができても、就学後も、自分の考えをまとめて話せないでいたらどうなると思います?
ご自分の頭でよ~く考えてください。
私は、こういったお子さんのときは、「私はあまり喋らない」ようにしています。
高機能自閉症=SST
というくくりだと思いこんでいると、真逆のことをしているようにみえると思います。
当たり前ですが、一言も話さないわけではありません。
言うべき時に言うことをしています。
そうすると、真似をする対象(目上の人の言葉が多い)がなくなるので自分で言葉を考える時間ができるようなのです。
そして「今」を生きている子らですから、私(大人)に伝えたいことが山ほどあるのです。その中で、自分で考えた言葉を少しずつ話せるようになっています。
こうして、コツコツとすっ飛ばして(凹の部分)成長してしまわないためにじっくりと教育してあげないといけないのです。
01.25
Sat
ずぼらママのお気楽育児学 ADHD 待つ力
こちらから、引用させていただきました。
私がネットを始めた頃(遅っ)に出会ったブログで、長期授乳の方でもあります。うちが長期授乳を決心できたのはずぼらママさんのおかげなんです
今では長期授乳の検索結果はずぼら宅かうちが上位にきますよ。多分…
こちらのブログもぜひ読んでみてくださいね
以下から引用です。
「待つ力について、以下青字は湯汲先生のブログの引用です。
多動な子ども達はすぐに手を出し、器具に触ろうとします。これは共通の行動で、こういう姿が見られると AD/HD をまずは疑います。
息子を自治体の相談室に連れていった時に最初に受けたのがこの検査だと思われます。私は同室できませんでしたが、息子の話だと色々な物が机の上に並べてあって、あれを取れとかこれを使えとかの指示が色々あったようです。
当然息子は待てますので、最初のざっくりとした検査で『待てますし、対応もちゃんとできますので、通常の知能検査ではなく別の検査にしましょう。』という、説明している担当者以外誰も理解できないような説明を私は受けたわけです。
当時は右も左もわからずただ舞い上がっていましたので、はいはい、先生のおっしゃることならという感じで流してしまったことを後悔しています。
今ならきっとこう言うわ。
『何の疑いに対して、待てるという判断なのか。どんな対応姿勢を想定していたのかに対してちゃんと対応できたといえるのか。通常の知能検査とはどんな疑いを持つ子供に対する通常の知能検査で、何を測るのか。そして別の検査とは通常何の為の検査で、なぜこの検査が適当だと判断したのか。』
全部聞くと思いますし、本来ここまでの説明があってしかるべきだと思います。
当時検査をした担当者にとっては、流れ作業の一環にすぎなかったでしょうし、ざっくり説明しておけばいいでしょう、という感じだったのかもしれません。
かえすがえすも、あの検査はすべてが時間の無駄でした。
「待つ力」の高まりと学習できる力には、深い関係があります。
そんな検査では待てる息子ですが、なぜなら『やってみたい★』という能動的感情が欠落しているからです。←と私は結論づけています。
例えば、長年通った体操教室では、10人くらいが一つのグループで同じ練習を一緒にしていたんですね。熱心な子は(というか、みんな熱心でしたよ)前の子がどんな風にしているか、どんな注意を受けたかちゃんと聞いています。そして同じ間違いはしない。
振り返ってわが息子。並んでいる時は、隣のレーンにいる『目指せ!オリンピック★選抜育成組』の華やかな宙返りなどをぼんやり眺めていますので(←ここ、集中できない。待てない。の症状)、何回練習しても上達はわずかです。
向上心が無いというより、周囲は努力しているという現実に気づいていないわけです。あげく、『全然上手くなれないからやめたい』と言う始末。これは体操に限らずやること全般にいえます。練習ができないというのは、根性がないというよりも待てないという事なんだと思います。もったいないですよね。
待てないから学べない
さて多動な子の場合はどうでしょうか。「だめ」といっても、動きがなかなか止められません。待てないために順番を守れず、集団での活動ではトラブルにつながったりします。失敗が多いのも、人のやり方をよく見ないでやってしまうからです。
ここも上述の通りです。
今の課題は繰り返しの練習が上達する唯一の方法だということを、なんとか理解させるべく日々格闘しています。
これを解決するには、日常の中ですぐに手を出さずに待つことを教える必要があります。また勝手に何かをやったり使ったりせず、大人に確認を求めるように教えます。」
引用終わり。
赤字の部分が、赤裸々でわかりやすい表現じゃないでしょうか。
検査する機関は、当たり前のことであるけど、保護者の不安な気持ちを理解するという配慮にかけている場合も多々あることと思います。私もそうでした。
しかし、機関ということや、先生と名の付く方の意見に反対したり、意見を言うなんていう勇気もなかったです。
初めて検査を受け、結果を聞く時もあまりわからない・・・という保護者も多いかなと思います。
検査の解釈の仕方は一般には知ることができないようになっているようで、(書籍はたくさんでていますが、かなり難しく書かれているので全ての親御さんが理解する・・・ということはないと思います。)
結果を聞く時に説明を聞く、1時間かもしくは30分程度しかないんです。
正直言いまして、漠然とした子どもの解釈しか、わからないまま帰ることとなるんです。
検査している方は、その気持ちはわからないかもしれませんが、悶々として苦しいことです。
今ではネットの環境がありますから、保護者の方も知識を得ているんです。その上で、請け負う方も、助言をしていかなければいけないと思うんです。
ましてや、こういった障害のお子さんの診断・見立てというのはかなり難しいことだとも、わかっております。
しかし、できるだけ間違ってもいけないんです。
なので検査は変えられないのですが、できるだけ長い間遊びを見たり一緒に過ごす・・・ということをプラスαですることが、誤りを防ぐことができるかなと思います。
また、一度解釈をしても保護者と連携を取りながら本質に向かっていくことですね。幼児期でしたら刻々と変わって行きますし、(変わるといっても、様子を見るだけでしたら困り感があるまま外見だけ大きくなる場合もあることでしょうし、しっかり教育していくことで、困り感も少なくなり、数値までも上がることと別れることでしょう)
就学後も変わっていくことでしょうし、わからないならわからない事もあるということを、素直に言って行かなければならないのでは・・・
先ほどの解釈と、毎日一緒にいる保護者の解釈が食い違っている・・・ということがかなりあるんじゃないかな・・と思います。
検査を行う方だけ、理解したつもりになっていて、保護者はイマイチ・・・ということです。
検査をする方は、保護者にどう伝えるかということも同じくらい重要ですね。
またお子さんがそうであるなら、親御さんもその可能性もないことはない・・と見立てをし、助言をしていけば平行線のまま・・・ということも防げるかもしれません。
(遺伝に関しては世間で言われている通りだと思いますが、全部の親御さんではありません。特徴はありますがネット上ではかけませんのでご了承ください)
私がそうでしたが、医師でなければ診断ができないので、医療機関以外では検査結果を聞くときに、伝える方は、ものすごく漠然と説明をするんです。自閉圏内の人って、「わかりやすい言葉」
でないと、伝わらないんじゃなかったです?
認知・・・という言葉も、専門家からしたらよく出てくる言葉ですが、初めて関わった方だとその言葉すら、わからないかもしれません。
認知です。。。知識です。。。と詰め込みで説明されても、短期記憶が弱かったらあとですっかり抜けてしまいます。
検査の解釈を誰でもわかるようになれば、良いのですが。
そこまで、気を使ってほしいですし、使わなければいけないと思います。
説明するときに、メモをとって良い環境にするとか、もっとわかりやすい報告にするか…ですね。
なのでその時だけでなく、長期的に見ていかなければいけないんです。
私のような素人が・・・とまた怒られるかもしれませんが、教室を運営していて、発達についてのことが、保護者との話し合いに一番時間がかかって居ます。
それも、療育をするところを決めていくのですから、当然ですね。できないところを伸ばすだけでなく、どうして行ったら発達の凸凹が少なくなっていくか・その子の潜在能力を就学までに出し切ることができるか(生きやすくする)…ということを検討するときに、検査結果が重要になってくるのですが、現状ではあまり解釈できず終いになっているんです。
また、とにかく集団に入れることを勧めるところもあるようですが、それだけ100%にしてしまわないで、どうしたら良いのか?ということを、もう少し深く検討するといいと思います。
高機能児の言語は、集団に入れて模倣するだけでは、習得できません。
見かけだけの言語(オウム返しの応用)か、心の底から出ている言語なのかを、見極めないといけないと思います。
療育ブログです♪
こちらから、引用させていただきました。
私がネットを始めた頃(遅っ)に出会ったブログで、長期授乳の方でもあります。うちが長期授乳を決心できたのはずぼらママさんのおかげなんです

こちらのブログもぜひ読んでみてくださいね

以下から引用です。
「待つ力について、以下青字は湯汲先生のブログの引用です。
多動な子ども達はすぐに手を出し、器具に触ろうとします。これは共通の行動で、こういう姿が見られると AD/HD をまずは疑います。
息子を自治体の相談室に連れていった時に最初に受けたのがこの検査だと思われます。私は同室できませんでしたが、息子の話だと色々な物が机の上に並べてあって、あれを取れとかこれを使えとかの指示が色々あったようです。
当然息子は待てますので、最初のざっくりとした検査で『待てますし、対応もちゃんとできますので、通常の知能検査ではなく別の検査にしましょう。』という、説明している担当者以外誰も理解できないような説明を私は受けたわけです。
当時は右も左もわからずただ舞い上がっていましたので、はいはい、先生のおっしゃることならという感じで流してしまったことを後悔しています。
今ならきっとこう言うわ。
『何の疑いに対して、待てるという判断なのか。どんな対応姿勢を想定していたのかに対してちゃんと対応できたといえるのか。通常の知能検査とはどんな疑いを持つ子供に対する通常の知能検査で、何を測るのか。そして別の検査とは通常何の為の検査で、なぜこの検査が適当だと判断したのか。』
全部聞くと思いますし、本来ここまでの説明があってしかるべきだと思います。
当時検査をした担当者にとっては、流れ作業の一環にすぎなかったでしょうし、ざっくり説明しておけばいいでしょう、という感じだったのかもしれません。
かえすがえすも、あの検査はすべてが時間の無駄でした。
「待つ力」の高まりと学習できる力には、深い関係があります。
そんな検査では待てる息子ですが、なぜなら『やってみたい★』という能動的感情が欠落しているからです。←と私は結論づけています。
例えば、長年通った体操教室では、10人くらいが一つのグループで同じ練習を一緒にしていたんですね。熱心な子は(というか、みんな熱心でしたよ)前の子がどんな風にしているか、どんな注意を受けたかちゃんと聞いています。そして同じ間違いはしない。
振り返ってわが息子。並んでいる時は、隣のレーンにいる『目指せ!オリンピック★選抜育成組』の華やかな宙返りなどをぼんやり眺めていますので(←ここ、集中できない。待てない。の症状)、何回練習しても上達はわずかです。
向上心が無いというより、周囲は努力しているという現実に気づいていないわけです。あげく、『全然上手くなれないからやめたい』と言う始末。これは体操に限らずやること全般にいえます。練習ができないというのは、根性がないというよりも待てないという事なんだと思います。もったいないですよね。
待てないから学べない
さて多動な子の場合はどうでしょうか。「だめ」といっても、動きがなかなか止められません。待てないために順番を守れず、集団での活動ではトラブルにつながったりします。失敗が多いのも、人のやり方をよく見ないでやってしまうからです。
ここも上述の通りです。
今の課題は繰り返しの練習が上達する唯一の方法だということを、なんとか理解させるべく日々格闘しています。
これを解決するには、日常の中ですぐに手を出さずに待つことを教える必要があります。また勝手に何かをやったり使ったりせず、大人に確認を求めるように教えます。」
引用終わり。
赤字の部分が、赤裸々でわかりやすい表現じゃないでしょうか。
検査する機関は、当たり前のことであるけど、保護者の不安な気持ちを理解するという配慮にかけている場合も多々あることと思います。私もそうでした。
しかし、機関ということや、先生と名の付く方の意見に反対したり、意見を言うなんていう勇気もなかったです。
初めて検査を受け、結果を聞く時もあまりわからない・・・という保護者も多いかなと思います。
検査の解釈の仕方は一般には知ることができないようになっているようで、(書籍はたくさんでていますが、かなり難しく書かれているので全ての親御さんが理解する・・・ということはないと思います。)
結果を聞く時に説明を聞く、1時間かもしくは30分程度しかないんです。
正直言いまして、漠然とした子どもの解釈しか、わからないまま帰ることとなるんです。
検査している方は、その気持ちはわからないかもしれませんが、悶々として苦しいことです。
今ではネットの環境がありますから、保護者の方も知識を得ているんです。その上で、請け負う方も、助言をしていかなければいけないと思うんです。
ましてや、こういった障害のお子さんの診断・見立てというのはかなり難しいことだとも、わかっております。
しかし、できるだけ間違ってもいけないんです。
なので検査は変えられないのですが、できるだけ長い間遊びを見たり一緒に過ごす・・・ということをプラスαですることが、誤りを防ぐことができるかなと思います。
また、一度解釈をしても保護者と連携を取りながら本質に向かっていくことですね。幼児期でしたら刻々と変わって行きますし、(変わるといっても、様子を見るだけでしたら困り感があるまま外見だけ大きくなる場合もあることでしょうし、しっかり教育していくことで、困り感も少なくなり、数値までも上がることと別れることでしょう)
就学後も変わっていくことでしょうし、わからないならわからない事もあるということを、素直に言って行かなければならないのでは・・・
先ほどの解釈と、毎日一緒にいる保護者の解釈が食い違っている・・・ということがかなりあるんじゃないかな・・と思います。
検査を行う方だけ、理解したつもりになっていて、保護者はイマイチ・・・ということです。
検査をする方は、保護者にどう伝えるかということも同じくらい重要ですね。
またお子さんがそうであるなら、親御さんもその可能性もないことはない・・と見立てをし、助言をしていけば平行線のまま・・・ということも防げるかもしれません。
(遺伝に関しては世間で言われている通りだと思いますが、全部の親御さんではありません。特徴はありますがネット上ではかけませんのでご了承ください)
私がそうでしたが、医師でなければ診断ができないので、医療機関以外では検査結果を聞くときに、伝える方は、ものすごく漠然と説明をするんです。自閉圏内の人って、「わかりやすい言葉」
でないと、伝わらないんじゃなかったです?
認知・・・という言葉も、専門家からしたらよく出てくる言葉ですが、初めて関わった方だとその言葉すら、わからないかもしれません。
認知です。。。知識です。。。と詰め込みで説明されても、短期記憶が弱かったらあとですっかり抜けてしまいます。
検査の解釈を誰でもわかるようになれば、良いのですが。
そこまで、気を使ってほしいですし、使わなければいけないと思います。
説明するときに、メモをとって良い環境にするとか、もっとわかりやすい報告にするか…ですね。
なのでその時だけでなく、長期的に見ていかなければいけないんです。
私のような素人が・・・とまた怒られるかもしれませんが、教室を運営していて、発達についてのことが、保護者との話し合いに一番時間がかかって居ます。
それも、療育をするところを決めていくのですから、当然ですね。できないところを伸ばすだけでなく、どうして行ったら発達の凸凹が少なくなっていくか・その子の潜在能力を就学までに出し切ることができるか(生きやすくする)…ということを検討するときに、検査結果が重要になってくるのですが、現状ではあまり解釈できず終いになっているんです。
また、とにかく集団に入れることを勧めるところもあるようですが、それだけ100%にしてしまわないで、どうしたら良いのか?ということを、もう少し深く検討するといいと思います。
高機能児の言語は、集団に入れて模倣するだけでは、習得できません。
見かけだけの言語(オウム返しの応用)か、心の底から出ている言語なのかを、見極めないといけないと思います。
療育ブログです♪