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11.20
Thu
前回の続きです。
知能は高く、生活スキルも年齢相応かそれ以上であるのに、
「目が合いにくい」ということがよくありました。
合わせるとさっとそらします。でも、先生~先生~とよく抱っこもせがみます。

こちらの子のメインの教育(遊び)、むちゃくちゃ遊びをご紹介します。




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プロのカメラマンに頼めないので見にくい部分もありますがご了承くださいね。
波が来るたびに、息を合わせて声を掛けて声に合わせて行動できるように、一緒にジャンプしています。
波も、その日によって荒波であったり、静かであったり、漁船が通る日、干潮、小潮、などで毎日違います。
だから自然は面白いのだ・・・という感覚・価値観を見出して欲しいと思っています。
現に、波に合わせてジャンプも至難の技な日もあり、波に向かってこちらの子は走って行こうとしますがそれもまた盛り上がるのです。水浸しになるから、やめようではなく、
「着替えを持っていけば良いだけの話」

という感覚です。
当然冷たいので、(今はそんなに冷えません。本格的に冷えるのは1月から。)ダイレクトに感じます。
この当たり前なことが、実は感覚統合になっています。

なぜが、こういう荒い遊びをしている最中は、よく目を合わせます。
合わせるといいますか、私の顔を覗き込んで、「次どうする?来るかな?どんな波かな?海ってなんだ?」
というように、好奇心満載な目をし、受け答え、質問をしない言葉使いなのですが、こうして話掛けてきます。
当然二人でぎゃあぎゃあ叫んでいます
そこで、わざわざ言葉の表現を豊かにする、叫びを入れます。
「波が荒い・静か・穏やか・今日は寒くない・温かい・朝日が波に当たってすごくきれい」

波が穏やかだ・・・という3歳児はあまりいないことを考えるとよくわかるかと思います。

オウム返しの言葉でそれを応用して成立している子なので、バリエーションがあまりない状態なので、今は言葉をとりあえず色々なバージョンで、しかも年齢相応なものを教えて行きながら、(それができたら年齢以上)獲得した言葉を正確に使えるようにのちにフォローする感じです。獲得した言葉を、正確に使えるようにすることも、重要な課題となります。

この遊びの終盤は、荒波を浅瀬でダイレクトに体全体で受け止めるか、逃げ遅れるかで全身濡れます笑
寒さ対策に、動きまわるようにもしています。でも12月いっぱいは未だ日差しは温かい三重県です。

今、できる遊びをとことんするということです。

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青空の中にぽつんと半月が出ていまして、こちらの子が見つけていました。(私は知らなかった)
親御さんからも、自然をゆっくり見る・感じることも教えられているからでしょうね。

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作った泥団子を放り投げる遊び。
今、ボール以外のもので思い切り投げれる場所はどれくらいあるでしょうね。

朝日が水平線に光り、とても綺麗な日がたくさんありますね。


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