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01.21
Thu
DV(ドメスティックバイオレンス)とは、殴る蹴るなどの肉体的な暴力を受けることいいますが、モラハラは 、精神的なDVのことで、その被害者は、心理的に追い詰められ、心を病み、生きる気力をなくすほど精神的な打撃をうけることも少なくありません。


モラハラ気質の人間に会ったことのない人が不思議に思う

“なぜ付き合う前に気が付けなかったのか?”ですが、これは当事者になってみないとわからないのですが、最初は本当にわからないのです。
モラハラの加害者は、他の人間に対してはものすごく外面(そとづら)が良く、良い人であることも多いと言われています。
彼らが修羅の顔を見せるのは、自分が完全征服し自分の支配下においた者のみ。それは、家族だけであったり、恋人だけであったりします。

他の人にとっては“とても良い人”なので、モラハラ被害の事を人に相談しても、反対に「あなたも(が)悪いんじゃないの?」と思われたり、言われたりする。-これをモラハラにおける2次被害とよく呼びます。
そうなると被害者は誰にも言うことさえ出来なくなり、孤独と自尊心をボロボロにされる恐怖に発狂していきそうになりながら、それでもモラハラの加害者から離れられない“共依存状態”となって行きます。

共依存状態を断ち切る経験をしてきた私たちは、相談にある1文や1語を見聞きするだけでも、相談者の相手にモラハラ気質があることを見抜けるようになりました。

モラハラ被害を水際で食い止めたい!ということで、モラハラ男を見抜く方法をぜひ知ってもらいたいと思います。

モラハラ男を見抜くポイント

彼らは上手にモラハラ気質を隠してはいますが、言葉や態度、行動のあちこちにその片鱗を見ることが出来ます。


尋常でない尊大な態度-友人や同僚をけなす&見下す。店員さんなどに対しての言葉使いなど
自己顕示欲が強い-仕事が出来る!や、オレは偉い!など
友達がいない-1人もいないことも多い。
許容力が皆無-こちらがどれだけ謝っても許せない。
プライドが高い-自分が常に1番。世界の王だと思っている。
笑われることが嫌-劣等感が強いため、人から笑われることを気にする。
劣等感が強く多い-劣等感の部分があまりに多いので、なにが地雷なのかわからない。
怒りの沸点が異常に低い-ネットのダウンロード時間がかかる!といって怒り出す。など
自分がすべて正義-自分以外はすべて悪。絶対に謝らない。
気分屋-機嫌がすぐに悪くなり、無視を始める。など
異常な嫉妬-異性関係への嫉妬だけなく、自分よりも優れたものをもっているものすべてに対して。
アブノーマルな性癖-征服欲を掻き立てるためなのか、変な性癖があったりする。

と、だいたいはこういう部分でモラハラ気質を見つけることが出来ます。

しかし、好きになってしまうと、こういう部分を見逃してしまったり、違和感があるのにスルーしまうのも恋は盲目というものですが・・・少しでも『あれ?なにか違う??』と思ったときに立ち止まり、よくその部分を見極めて欲しいと思います。


モラハラ気質を増長させる女

実際、こういう女性もたくさんいます。

嫌われたくないから、何を言われても言い返せない。
尽くすのが好き
この人には私がいなければ。や、この人を理解できるのは私しかいない。と思う
私がすべて悪いから、怒られても仕方がない。などなど

モラハラの被害者は、優しく、穏やかで、人に尽くすことが好き。良く気が回り、人の気持ちが読める女性。がなりやすいと思います。
そして、こういう女性とモラハラ気質を持っている男性が出会うと、それまでモラハラの気のなかった男性を立派なモラハラの加害者に成長させてしまうことも ・・・モラハラ男を自らが作らないためにも、自分にプライドを持つこと!
モラハラ男にけなされたり、怒鳴り散らされたりするような女ではない!と強く思うこと。が大事です。

どんな人間であろうと、同じ人間を貶(おとし)めたりコントロールをして自分の思う通りにしてはいけないものです。
自分のプライドを大事に、しっかりと持つこと。
理不尽なことを言われたり、されたりしたときに毅然(きぜん)とした態度でNO!!と言えること。
そして、モラハラだとわかった瞬間に離れる勇気を持つこと!

直前に書いたような「パートナーの女性が作ってしまう一過性のモラハラ」
ではなく、さらに上に書いた、
「尋常でない尊大な態度をとる」などの特徴を持つ「真性のモラハラ」は、まず治ることはありません 。

もちろん本人がそのことに気付き、専門家の元で治療して行くことが出来るなら治らないものでもありませんが・・・真性のモラハラ加害者は、人格障害を伴っていることも多いので、ほとんどのモラハラ加害者は変わることも治ることもないと言えます。

とにかく自分ををしっかりと持つ!!
これがモラハラ男から身を守るために、そしてそういう男に引っかからないために一番重要なことだと言えます。


今すでにモラハラ男性と付き合い、離れられない人へ

世の中には、怒鳴り声を聞くこともなく、毎日顔色をうかがいながら暮らす必要もない男性が星の数ほどいます。

長年の共依存のせいで離れるのが怖い。
でも修羅の顔の彼や夫が本当の姿です。
もっと優しい、穏やかな男性はたくさんいますよ。
今あなたが住む苦悩の世界から、モラハラの支配のない明るい世界へ羽ばたいてください。
ほんの少しの勇気を持つだけでそれは可能です。
自分を救えるのは自分のみです。
モラハラ被害を受けている世の中の女性が、少しでも早く自由になれますように。







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