09.30
Mon
その子にとって最善の環境を用意してあげたいですね。
定期的に来てもらっているお子さんで、初めの月はもしかして発達しょうがいがあるかもしれないと思っていました。親御さんも色々思われているようでしたがそんなに目立った症状はありませんでした。
乳児期に、舌癒着症で手術をしたお子さんです。
手術をするまで、酸素不足であったということです。
手術もしているし近所に公園も少ない地域ですので、外遊びデビューが少し遅かったからか外遊びでは何をして良いかわからない印象を受けました。
遊びやすいカラフルなボールをいくつか用意し、まず私が投げたりけったり転がしたりして見せて遊び方を見せるようにしていき、だんだんと働きかけるようになってきました。
働きかけがわからないと、ドアに向かい、開け閉めを繰り返していました。
その際にも、一緒に開け閉めしてみたり、少しずつ関わっていきました。
開け閉めで注意することをしませんでした。親御さんもしていないようですね。
開け閉めしていいのだと分かったのか、のびのび開け閉めし、しばらく見守ってから他の遊びに誘導するようにしていきました。
石や砂を口に入れてしまうクセもあり、外遊びが難しい初月でした。
舌癒着症の手術をしたあとは体が柔らかくなるとのことでしたので、本当にやわらかく、階段を上るのもやっとでした。が、数か月したら、体が全体的に固くなり(舌癒着症の固さとは違うと思います)階段もしっかりとのぼれるようになりました。
親御さんにも、外遊びと室内遊びを頑張ってもらった成果だと思います。
この症状も、低緊張と似ているかもしれません。
でも、先日は公園のつき山に一人で登ったのです。これはヤバいくらいの成果ですね。
恐れ入りましたよ。。
これは、下半身だけでなく上半身の筋力もないとできないことです。
遊び方も、石や砂ではなく、「おもちゃ」で遊べるようになり、ドアの開け閉めも殆どしなくなりました。
教室ではTVはつけませんので(当たり前か・・・)クレーンの動作がある時に、
「○○というんだよ~」などと少しだけ訓練も入れていきました。
言葉は少ないですが、少しずづ出るようになっています。
言われたことは、わかっているのです。
ここまでは発達障がいと似てきているのですが。。
うちの教室でやったことは、ほぼ覚えていてそれを発展させる場面も出てきました。
毎回同じ公園に行きませんから(わざとでもあります)自閉症でしたら初めての所などは嫌がるはずです。
初めの月は新しい場所に行くことを少し拒んだりもしましたが今ではしません。
外遊びに出かける際、いつも「そろそろ出かけようか、行くよ~」
というようにしています。言語で聞き分けるようにと。
これも今月初めにはさっと玄関へ向かうことができていました。
しかし先日はおもちゃに夢中で玄関に来ませんでしたので、玄関で呼びかけていました。
その日は中々来なかったので、その子の近くに行き、「おーいそろそろ行こうか」
と言いました。そうしたらはっとしたように気づき、来ました。
公園の帰り際、先に荷物を車に積み、「アンパンマンの水筒持ってきて~」
とフェンス越しに頼んでみました。(昔ながらのフェンスを越えて入る公園です・・・)
がらんとした公園で、すぐ前にベンチに置いてある状態です。
指をさしながら数回、ゆっくりと言いました。
そのお子さんは、「私が何か言っている」
という事は分かったようで、指先を見たり、一生懸命探していました。
あまり困らせるのもかわいそうですので3分くらい待って、これだよと一緒に取りに行きました。
今までの経緯からして、教えた言葉は理解している・表出がないだけで理解していると感じていましたが、
もしかして他の原因があるのではないかと感じました。
大半を目で見たもの・事で世界を理解しようとしていた可能性が出てきました。
幼児期は、それで行けます。なので、気づかれない。検査自体もできる所を探すのが至難の技。
発達障がいと似ているので、そのくくりにされるのがオチです。
しかし、アプローチが変わってきますので誤診は重大な事です。
たったの数分では判断が難しいです。
療育ブログです♪
定期的に来てもらっているお子さんで、初めの月はもしかして発達しょうがいがあるかもしれないと思っていました。親御さんも色々思われているようでしたがそんなに目立った症状はありませんでした。
乳児期に、舌癒着症で手術をしたお子さんです。
手術をするまで、酸素不足であったということです。
手術もしているし近所に公園も少ない地域ですので、外遊びデビューが少し遅かったからか外遊びでは何をして良いかわからない印象を受けました。
遊びやすいカラフルなボールをいくつか用意し、まず私が投げたりけったり転がしたりして見せて遊び方を見せるようにしていき、だんだんと働きかけるようになってきました。
働きかけがわからないと、ドアに向かい、開け閉めを繰り返していました。
その際にも、一緒に開け閉めしてみたり、少しずつ関わっていきました。
開け閉めで注意することをしませんでした。親御さんもしていないようですね。
開け閉めしていいのだと分かったのか、のびのび開け閉めし、しばらく見守ってから他の遊びに誘導するようにしていきました。
石や砂を口に入れてしまうクセもあり、外遊びが難しい初月でした。
舌癒着症の手術をしたあとは体が柔らかくなるとのことでしたので、本当にやわらかく、階段を上るのもやっとでした。が、数か月したら、体が全体的に固くなり(舌癒着症の固さとは違うと思います)階段もしっかりとのぼれるようになりました。
親御さんにも、外遊びと室内遊びを頑張ってもらった成果だと思います。
この症状も、低緊張と似ているかもしれません。
でも、先日は公園のつき山に一人で登ったのです。これはヤバいくらいの成果ですね。
恐れ入りましたよ。。
これは、下半身だけでなく上半身の筋力もないとできないことです。
遊び方も、石や砂ではなく、「おもちゃ」で遊べるようになり、ドアの開け閉めも殆どしなくなりました。
教室ではTVはつけませんので(当たり前か・・・)クレーンの動作がある時に、
「○○というんだよ~」などと少しだけ訓練も入れていきました。
言葉は少ないですが、少しずづ出るようになっています。
言われたことは、わかっているのです。
ここまでは発達障がいと似てきているのですが。。
うちの教室でやったことは、ほぼ覚えていてそれを発展させる場面も出てきました。
毎回同じ公園に行きませんから(わざとでもあります)自閉症でしたら初めての所などは嫌がるはずです。
初めの月は新しい場所に行くことを少し拒んだりもしましたが今ではしません。
外遊びに出かける際、いつも「そろそろ出かけようか、行くよ~」
というようにしています。言語で聞き分けるようにと。
これも今月初めにはさっと玄関へ向かうことができていました。
しかし先日はおもちゃに夢中で玄関に来ませんでしたので、玄関で呼びかけていました。
その日は中々来なかったので、その子の近くに行き、「おーいそろそろ行こうか」
と言いました。そうしたらはっとしたように気づき、来ました。
公園の帰り際、先に荷物を車に積み、「アンパンマンの水筒持ってきて~」
とフェンス越しに頼んでみました。(昔ながらのフェンスを越えて入る公園です・・・)
がらんとした公園で、すぐ前にベンチに置いてある状態です。
指をさしながら数回、ゆっくりと言いました。
そのお子さんは、「私が何か言っている」
という事は分かったようで、指先を見たり、一生懸命探していました。
あまり困らせるのもかわいそうですので3分くらい待って、これだよと一緒に取りに行きました。
今までの経緯からして、教えた言葉は理解している・表出がないだけで理解していると感じていましたが、
もしかして他の原因があるのではないかと感じました。
大半を目で見たもの・事で世界を理解しようとしていた可能性が出てきました。
幼児期は、それで行けます。なので、気づかれない。検査自体もできる所を探すのが至難の技。
発達障がいと似ているので、そのくくりにされるのがオチです。
しかし、アプローチが変わってきますので誤診は重大な事です。
たったの数分では判断が難しいです。
療育ブログです♪
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