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11.10
Sun
アスペルガー症候群と思われるお子さんです。

元気に挨拶もできるお子さんですとても良い事ですね。

療育を始めたのが4歳過ぎで、それまでどこに相談してもまともに取り合ってくれなかったそうです。
7月の末にうちに数回いらして、自宅は遠いのですが決心してくださり、今月から月会員でスタートすることになりました。
7月にも、室内遊びで粘土をしましたが、11月、今月も再度その粘土をしたいとのことでしましたが、

「くさくてできない」

とのことでした。粘土はやりたいのだけど、本当に匂いがきつそうで、結局やって・・・とのことに。
感覚過敏がひどくなっている気がしました。
様子見の危機感を感じます。
広く浅く自動的に人が来る療育をしている施設にとっては、何も感じないのでしょうか。


親御さんの方では、8月からうちにくるまでの間は、外遊びをしっかりして真っ黒になるまであそび通したそうです。

癇癪は、なくなったそうです。遊びの力ってすごいですね。


負の言葉は沢山しっているけども、それ以外の言語理解が乏しいようで、それが困り感の元のようです。
それだけでなく、時間の概念が殆どないため、色々な困り感がそれによって引き出されているようです。

1分がどのくらか、わからないようです。
なので10分もわからないです。でも、言葉は普通に話せますので困り感があるようには見えない。(負の言葉が多いですが)


「楽しめる事柄がすくなくなる」
ということが、起きてきます。

遊びを沢山していかないといけない時期なのに、遊び自体、しにくいのです。
匂いにも敏感になってしまったら、粘土遊びができていたのに、できなくなるということ。

こういった幼児期を過ごしていれば、当然就学後、能力に凸凹がさらに生まれますし、本人は大変になってきます。


時間の概念がないということは、見通しができるように説明しても、あまり想像ができないということです。
なのでまず、時間の概念をつけてあげるといいかなと思います。つけてあげるとは変な言葉ですが、そこの能力をあげるように誘導するということです。

幼児期の時間の概念といえども、年長児くらいで時計が読めたり、わかったりしますのでそんなに早くはわからなくていいのですが、こういった子は、生活に工夫が必要になってきます。
本当に小さい時からゆっくり過ごし、空の状態や明るさを確認させたり、太陽や月が出ている所をわざわざ見せる必要があると思います。
時間がたつんだ・・・ということを、五感で確認していくのです。
健常の子でもこれは必要ですが、困り感がある子はもっと必要です。
だから、ゆっくり過ごさないといけない・・・というのはここにあります。


脳の能力をあげるにはやはり体を使った遊びをしていき、粗大運動から微細運動にいきますね。それを利用し、外遊び2~3時間→室内遊び+SST
にすると、入りやすいかなと思います。

時間がわからないので、うちは予告なしでカリキュラムをしますので「まだ10分もかかるの~~」

などの会話になりやすいです。そう言っているうちに、1分は過ぎていることや、あと2分くらいで着くとか、言ってます。
順々に教えていくしかないのが、これくらいの年齢ですね。もっと早く始めることができたら良かったのですが。。

親御さんの方も、すごく大変な時期のようです。うちの長男の全盛期のようです。
ここまで待たせるのが、私には理解できないです。


療育ブログです♪





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