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12.06
Fri
低機能自閉症との診断を受けているお子さんです。
親御さんが先にもう疑っていまして、うちにいらしてすぐに検査をし、診断をもらった子です。


言葉がほぼなく、クレーン現象もありましたが低年齢できてもらっていると、やはり成長が著しいです。

こういったお子さんも、自然公園にいる時と、ごちゃごちゃしている公園にいるときとでは様子が全然違います。
このことは、全ての子どもに言えるようです。

親御さんも障害を受容しているので、落ち着いて接することができているようです。
成長ぶりも、点数などで見ることができればいいのですが、こういった教育は目に見えないので評価されにくいですよね。
しかし、否応無しにこだわりが消えていくことや、遊びにじっくり関わることができるのをみると、成長を認めざるを得ないです。嬉しい悲鳴ですね。

遊びにじっくりといっても、自閉症の子が好む遊びではないということです。
逆に、自閉症の子が好む、転がす系の遊びは、はまったところで弊害はないかな~と私は思います。

人と協調することが苦手でもありますが、そういったこともできるようになっていく場所が、自然がたくさんの公園です。
このあたりを言語にできるといいのですが、良い事しか、説明できません
✩おそらく、外にいると小脳の動きが活発になっているからかも、しれません。連鎖反応で様々な影響があるということ。(仮説です)

人とのやり取りをしないまま、大きくなっていく子らなので、一緒にいる親御さんは気づきにくいのですが、こういった教室(療育も専門にしているところ)にあずけたりすると、共鳴や共感の動作がほぼないということがわかります。

初めはなかったのですが、「目を合わせて私の反応を見てから行動に移す」
(もちろん、初めは外にでもだすと地平線の果てまで行ってしまうようなお子さんでした)

「一緒にやって」

ということが非言語の中でスムーズにやりとりができるようになっていってます。
クレーンがあって始めて言っていることがわかるのとは、違います。

急いで言葉を出すことも必要なんですが、この非言語のやりとりを大切にしていき、それをいつか言葉でやりとりができるように教育していってます。
その子によりけりなので、この子の場合は、言葉を急ぐより・・・ということです。



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